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在宅介護で使える便利グッズは? 補助制度も活用して負担を軽減しよう

在宅介護で使える便利グッズは? 補助制度も活用して負担を軽減しよう

食事や排泄、入浴、着替えなど、在宅介護ではさまざまなことを手助けしなければいけません。介護を行う人はもちろん、介護を受ける人も何かとストレスを抱えやすいものです。
在宅介護の際は、負担を軽減できる便利グッズを用意しておくことをおすすめします。
しかし、これから介護を行う方は、何を用意すれば良いのかわからないかもしれません。
ここでは、在宅介護の際に役立つ便利グッズの例をご紹介します。

在宅介護の負担は便利グッズで軽減しよう!

要介護者となると、排泄や入浴など、今までは自分でできていたことができなくなっていきます。周囲の人が手を貸す必要があるものの、介護をする人には精神的・肉体的にさまざまな負担がかかります。
同様に、介護を受ける要介護者側も、ストレスや戸惑いを感じるものです。

そのような際に用意しておくと役立つのが、介護用の便利グッズです。便利グッズを活用することで、毎日の介護にかかる負担を軽減できる可能性があります。
安全確保を目的としたグッズなら、要介護者のけがや事故を防止できるのもメリットです。

自宅での在宅介護に不安を感じている方は、さまざまな便利グッズを用意してみてはいかがでしょうか。

在宅介護であると便利な介護グッズ

在宅介護であると便利な介護グッズ

食事やお風呂、トイレなど、介護を行うシーンは日常生活の多岐にわたります。介護用品も、それぞれのシーンに適したものが多く展開されているため、必要に応じて用意するのがおすすめです。
在宅介護の際に役立つ便利グッズの例をご紹介するので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

1. 食事用エプロン

年を重ねると、口周りの筋肉が衰えるため、食べこぼしも増えていきます。食べこぼしで衣類が汚れるのを防ぐために、食事用のエプロンを用意しておくと便利です。
大判のエプロンなら、広範囲の食べこぼしをカバーできます。食べ物が床に落ちるのを防げるキャッチポケット付きのエプロンや、お手入れの手間を減らせる防水仕様のエプロンを用意するのもおすすめです。

また、スプーンやフォークを握りやすくするホルダーや、歯や歯茎に当たってもけがのリスクが少ないシリコン製の柔らかい食器を用意するのも良いでしょう。

2. すいのみ

すいのみとは、ベッドや布団に横になったままでも水をこぼさずに飲める作りになっている容器のことです。商品ごとに形状が異なるので、要介護者の状況に合わせて使い分けると良いでしょう。

すいのみではなく、ペットボトルに直接装着できるストローキャップや、コップのふたにストローが付いたストローコップを用意するのもおすすめです。
これらのグッズを使えば、水を飲む際にこぼしてしまう可能性を軽減できます。

3. 床ずれ防止マット

同じ姿勢で寝たり、座ったりし続けると、マットや座面との接触部分が圧迫されて、床ずれを起こす可能性があります。定期的に姿勢を変えることで床ずれは防止できますが、高齢者には難しい場合もあるでしょう。

姿勢を一人で変えるのが困難な要介護者の方がいる時は、床ずれ防止マットを用意するのがおすすめです。購入ではなく、介護保険でレンタルすることもできます。

起き上がる時の負担を軽減できる介護ベッドや、尿漏れに対応できる防水シートを用意するのも有効です。

4. シャワーチェアー

浴室で腰かける際に使用する、防水性の椅子がシャワーチェアーです。座面が広いため、安定した姿勢で座りながら、体を洗うことができます。

高齢者で足腰が弱っている方だと、お部屋から浴室まで歩いて移動するのが困難なケースも考えられます。歩いて移動するのが難しい場合は、車いすのように浴室まで移動できるシャワーキャリーを用意するのもおすすめです。

浴槽の出入りをサポートする浴槽台や、浴室内で足を滑らせて転倒するのを防ぐ滑り止めマットなども、必要に応じて用意しておくと役立ちます。

5. ポータブルトイレ

在宅介護では、排泄の手助けを行うトイレ介助(排泄介助)も問題になりやすいケアのひとつです。部屋からトイレまでの距離や、要介護者の状態によっては、自力でトイレまで向かうのが難しく、手助けが必要になることも考えられます。

持ち運びができ、ベッドの側などに設置して使える、ポータブルトイレ(介護トイレ)を用意するのもおすすめです。ポータブルトイレがあれば、移動中に転倒するリスクを減らせます。夜間トイレに行く回数が多い時にも便利です。

6. おむつ

一人でトイレに行くのが難しい方はもちろん、普段はトイレに行ける方だとしても、体調不良などが原因で寝たきりになったり、トイレに行けなくなったりする可能性があります。

トイレに座って排泄できなくなった場合に備えて、介護用おむつを用意しておくのもおすすめです。下着のように履いて使用するので、便意・尿意を感じにくい人や、自分の意思で排泄をコントロールするのが難しい人でも、排泄に関する失敗を防げます。

ただし、おむつはトイレと異なり、排泄物をすぐに処理できない点に注意が必要です。使用済みのおむつは、ごみの日まで自宅に置き続けることになります。消臭袋や消臭剤といった臭いケア用品も用意しておくと安心です。

7. 手すり

前述しているとおり、足腰が弱くなると一人で移動したり、立ち上がったりするのが難しくなります。転倒やけがのリスクを防ぐために、自宅に手すりを設置するのもおすすめです。
玄関や廊下だけでなく、トイレや浴室内に設置して使える製品もあります。
家庭用の手すりは、工事不要で取り付けられるタイプと、工事が必要なタイプの2種類に分けられますが、どちらも介護保険が適用されます。

また、外出中に転んでしまう可能性もあるでしょう。外出用に車いすや杖、歩行器、歩行車などを用意するのもおすすめです。

8. コールボタン

当然のことですが、介護者の方にも個人の生活があります。自宅での在宅介護とはいえ、24時間365日、誰かがつきっきりで要介護者の様子を見続けることは困難です。
在宅介護の際は、ワイヤレスで使えるコールボタンを用意しておくこともおすすめします。コールボタンがあれば、要介護者に何かあった時に、すぐ駆けつけることが可能です。

9. お薬カレンダー

お薬カレンダーとは、処方箋を決められた日時に、決められた分量服用しやすいように管理できる収納グッズのことです。薬の飲み忘れを防止できます。
1日ごと、朝・昼・晩ごとなど、カレンダーによって時間の区切り方は異なるため、使いやすいタイプを選びましょう。基本的には、日時を細かく区切れるタイプの方が、飲み忘れの心配を減らせます。

ただし、お薬カレンダーに薬を入れておいても、飲み忘れてしまうことはあるでしょう。寝室や食事を摂るリビングなど、複数の人の目に入りやすい場所に設置するのがおすすめです。

介護保険を適用できるグッズも

介護保険を適用できるグッズも

介護者や要介護者の肉体的・精神的な負担を軽減するために、介護用の便利グッズはできる限り用意しておきたいものです。
とはいえ、便利グッズをたくさん用意すると、金銭的な負担も大きくなります。金銭的な問題から、購入を躊躇している方もいらっしゃるでしょう。

介護用品の中には、介護保険が適用されるものがあります。介護用のグッズを購入する際は、介護保険制度を活用するのがおすすめです。
具体的には、入浴補助用具や腰掛便座、簡易浴槽といった「特定福祉用品」に指定されているグッズは、1年間で最大10万円(税込み)まで購入費の補助を受けられます。
補助を受けられるのは、都道府県から指定を受けている事業者から購入した場合に限る点に注意が必要です。

また、要介護認定や要支援認定を受けた方は、福祉用具を安くレンタルできる「福祉用具貸与制度」を活用できます。
車いす本体や付属品、手すり、スロープ、歩行器、床ずれ防止用具などが、福祉用具貸与制度の対象品目の例です。

ただし、補助金の支給限度額や自己負担額、給付対象となるレンタル品などの詳細は、要介護認定・所得額などによって異なる場合があります。詳細は、お住まいの市区町村のホームページなどでご確認ください。

グッズを活用して介護の負担を軽減しよう

グッズを活用して介護の負担を軽減しよう

在宅介護は、グッズを活用することで負担を軽減したり、要介護者がけがをするリスクを軽減したりできます。介護する側・される側の負担を軽減し、快適に暮らせるように、グッズを用意するのがおすすめです。

また、グッズによっては介護保険が適用されるため、事前に確認しておきましょう。在宅介護に向けて何を用意すれば良いのかわからないという時は、ご紹介した内容を参考にしてみてください。